家づくりについて【はじめに】

ハウスメーカー、工務店、設計事務所、不動産屋など、家づくりにはどこが優れているということではなく、それぞれの強みや違いがあります。
家づくりというひとつのプロジェクトを通して、プラン作りから完成後も、お互いに長いお付き合いをすることになります。
一生に一度の家づくり、初めてのことで分からないことだらけだと思います。
家づくりを決めた時、まず初めに考えることを大まかに説明します。

 


いつまでに家を建てたいか

-大体の目標時期を決める-

現在のお住まいが手狭になった、またはお子様の進学など、
ご家族のライフプランの変化をきっかけに考えることが多い家づくり。
しかし「入学までに絶対引っ越しを済ませたい」など「この時期までに」を最優先にしてしまうと、時期的な満足は得られやすいですが、その他で後悔する可能性もあります。
また逆に、優先順位が「時期」の場合はその後の流れをスムーズにするため
他で調整する形になります。

家づくりは決めることがとても多く、銀行とのやり取りや、プラン見積もりなど、
着工までの時間が長くかかるため、年単位で考えて頂くことをお勧めします。


どのあたりのエリアで家を建てるか

-住みやすさや土地の価格-

住みやすさや土地の価格、利便性のある場所など、優先させる希望との兼ね合いになるかと思います。
既に土地があり、そこに建てるか建て替えのパターンもあります。
土地を購入する場所を大体で決めたら、まずは現地の確認をお勧めします。
昼や夜、平日と休日で何度か訪れてみると、地域や近隣の雰囲気がつかみやすいです。

さらに土地の水道の引込み状況、道路状況(私道)も合わせて確認しておくと
後々トラブルになりづらいです。
こちらはお願いしている不動産屋さんや建築会社があればそこで訊く
または自治体の水道局へ行くなどして確認することが可能です。


どんな家を建てたいか(こだわりポイント)

-優先順位を決めて、すり合わせを-

おおまかに住宅性能、デザイン、間取りなどから建てたい家をイメージするケースが多いと思います。

住宅の性能には耐震性、断熱性、気密性などが挙げられます。他に耐久性、省エネ性、防火性、防犯性もありますが、これらは割とスタンダードになりつつあり、あえて挙げることが少ないかもしれません。
今は性能について色々と情報を集めることができるので、それに対応した建築会社を探してみましょう。

間取りから考えるパターンもよくあります。
気になる間取り、希望、現在の住まいの不満を保存しておくと、プラン決めの材料となります。
立地と家の性能と間取りの兼ね合いがあり、100%気に入るプランが最初から出来上がることは難しいです。そこを工夫しながらすり合わせていき、良いプランへと仕上げていきます。

外観や内装などのデザイン面は、Webや雑誌から好みのイメージを保存して、プランを決めるときに共有することをお勧めします。
建築会社と情報を共有しておくことは大切ですが、一緒に住むご家族ともイメージや情報を共有しておくことが最も大切です。


予算について

-諸費用も考えておく-

別のブログで記載しますが、家づくりには土地と建物の費用のほかに、様々な諸費用がかかります。

住宅ローンにかかる費用
引っ越しや家具購入費
土地にかかる諸経費(登記費用など)
新築工事にかかる諸費用(地盤調査費や水道加入金、火災保険など)

土地探しからローンまでまとめてお任せできる会社から、ご自身で手続きが必要な場合もあります。
こちらは状況に合わせて会社選びの材料となるかと思います。

以上を考えて、家づくりをどこで依頼するか、どんな家にしたいか、ひとつずつ記録していきましょう。

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