リフォームの中で一番多いのが水回りの取替工事です。
長年住んでいて、古くなり取り換えることもありますが、物件を購入し、水回りを交換するといったご依頼も多いです。
風呂には、システムバス(ユニットバス)と、昔ながらの在来浴室とがあります。
まずはご自宅のお風呂がどちらのタイプか確認してみましょう。
システムバスは、浴室の壁、天井、ドア、浴槽などが一体化されたもの
在来浴室は壁がタイルや木の仕上に、据え付けの浴槽がある、昔ながらのお風呂です。
ホテルなどでもこのような在来浴室が採用されています。
どちらも古くなった、不具合がある、日々の不便や衛生面、安全面に不安が出てきた時が取替の目安です。
■ 今のシステムバスはどんなものがある?
節水やお手入れ簡単なものが標準機能として多いですが、他にも様々な機能があります。
断熱構造にこだわっている(お湯が冷めにくい) 暖房、床暖房がついている、温かいお湯を出して床を温めてくれる 自動で浴槽を掃除してくれる スマートフォンでお湯貼りができる 浴槽から肩を温めるお湯が流れる 打たせ湯、ジェットバス、マイクロバブル、レインシャワーがある 開き戸、引き戸、折れ戸などが選べる(現状により取付できない場合も) 棚がマグネットでレイアウト自由 デザインがお洒落、幅広いデザイン性 浴室のサイズがフルオーダーで対応可能 |
お風呂の交換にかかる工程や日数
■ 浴室取替の作業工程
工程 | 作業内容 |
養生 | 浴室の周りや壁、床などが傷つかないよう養生します |
解体 | 古い浴室を解体、撤去(給排水も工事) |
接続 | 給排水、換気扇や浴室乾燥、電気配線、ガス栓などを接続 |
内装他 | 浴室ドア廻りの間仕切りやクロス仕上げ |
完了 | 不具合がないかチェックをして完成 |
■ 工期
目安として、システムバスからシステムバスへの交換で3~5日、在来浴室からシステムバスで平均5~8日 ※浴室の状況により変動します
解体後にシロアリの被害や木材の腐食などがある場合は、その補修分だけ余分に日にちがかかります。
また、元の浴室の大きさがシステムバスの規格サイズと違う場合は、別途工事が発生します。
補修などは追加工事となりますが、状況を見て頂いて了解を得てから工事致します。
その他・気になることについて
■ 今使っているお風呂の部品はまだありますか?
システムバスには消耗部品があります。よくご相談頂くのは、浴室ドア廻りのパッキンです。
今のシステムバスはお手入れもしやすく傷みにくいですが、部品はメーカーの保有期間を過ぎてしまうと生産取扱終了となります。部品があればドアが壊れてもドアだけ交換が出来ますが、なくなってしまうと浴室ごと取替になってしまいます。
商品が発売されてから7年~10年ほどが保有期間の場合が多いので、早めにチェックをし、部分補修や取替をされることをお勧めします。品番はお風呂の説明書などに書かれていますので、一度チェックしてみてください。
部品取替え、取り寄せなどはメーカーへ直接依頼をしたほうが早く、費用的にも安く済むことが多いです。
在来浴室もそれぞれの部品の調子がおかしいと思ったら、早めのご対応をお勧めします。